ストレスによって乱れやすくなる、体内時計

マウスの体内時計を担う遺伝子の働きを調べながら、非常に狭い金網に入れて2時間にわたり、ストレスを与える実験を行ったところ、眠り始めの時間帯に体内時計が乱れやすいことが分かったという。
早稲田大の柴田重信教授や田原優助教らが15日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表をした。
起床する時間帯は、ストレスを与えても体内時計に影響はなかった。
しかし、寝ている時間帯は体内時計が早まり、起きている時間帯は遅くなったが、眠りはじめる時間帯は臓器によって体内時計の進み方がバラバラとなり、腎臓では止まってしまったという。
高い場所に乗せ、不安にさせたり、体が大きく攻撃的なマウスに近づけたりするストレスでも、体内時計は乱れたという。
人間では、昼夜交代制の勤務で体内時計が乱れたり、時差ボケが生じることがあるそうだ。
田原助教の発表によると、夕方から夜にストレスが加わると一層悪化することも考えられるとのこと。
研究チームは2012年に体内時計を担う遺伝子の働きを発光の程度によって調べる測定法を開発していて、今回の実験で応用したとのこと。体内時計が乱れることのよって、体に様々な影響が出ることがわかる。

「国宝級」ピカソ作品を押収

スペインが「国宝級」として国外への持ち出しを禁じているピカソの絵画がこのほど、地中海に浮かぶフランスのコルシカ島の船舶から押収されたそうだ。スイスに向けて運搬中だったという。仏税関当局が4日明らかにした。
この絵画は「若い女性の肖像」と題され、2500万ユーロ以上の価値があるとされる。絵画を所有するスペイン銀行大手サンタンデールのハイメ・ボティン元副会長は船に乗っておらず、持ち出しの申請もホディン氏の名前で行われていなかったという。
絵画は2012年12月に英ロンドンへの持ち出し申請が出されたが、スペイン当局が却下。同国の裁判所は今年、「文化的な影響力」を理由に絵画を「持ち出し不可」としていた。
持ち主の名前で持ち出し申請されていないということは、盗難被害に遭ったうえで国外へ持ち出されるところだったのだろうか。国宝級の絵画とは一体どんなものなのか、少し見てみたい気もする。